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MUSIC ON KAWARA
瓦の音楽 Latest News
瓦の音楽コンサート in 尼崎・本興寺 台風のなか堂々演奏!
October 29, 2017
2017年10月22日(日)、尼崎市にある本興寺にて、瓦の音楽コンサートが開催されました(主催:尼崎市 協力:NPO法人淡路島アートセンター 瓦の音楽プロジェクト)。
尼崎市では、来年秋に完成予定の尼崎城を核に、お城にまつわるまちづくりが行われています。築城400年を記念して、尼崎出身の旧ミドリ電化創業者が寄贈するというかたちで築城される尼崎城は、かつて「琴浦城」と呼ばれた美しい城で、沖から見たときに海上に浮かんで見えたそうです。現在、「一枚瓦寄付」や「一口城主」など幅広く市民から寄付を募集し、お城にまつわるみやげものや、まちあるきイベントなど、次々と新しい展開を呼んでいます。この尼崎城を盛り上げるイベントの一環で、瓦の音楽コンサートが開催されました。
当日はあいにくの台風。雨が強くなるなかの開催となりましたが、足下が悪いなか老若男女55名が、尼崎の本興寺に集いました。尼崎市長の稲村和美さんは、「尼崎と淡路島はご縁が深いと聞いています。ただいま建設している尼崎城にも淡路瓦が使われているそうです。このコンサートをきっかけに、ますますご縁を深めることができればと思います」と、挨拶されました。続いて、津井・隆泉寺の日種晃嗣師からは、津井と尼崎のご縁について、お話しいただきました。その昔、津井が年貢を納めるのにも苦労していたときに法華のお坊さんたちがやってきて「村人皆が法華に改宗するなら、年貢を立て替えましょう」という約束をしたこと。そのときにお金を立て替えていただいたお寺が、尼崎・本興寺さんだということ。このときに、瓦株の取得や瓦技術の伝授に法華宗の僧が関与したと伝わっていること。また、19世紀前半に本興寺さんで火事が起きて祖師堂というお堂が焼けたときに、淡路島の津井から瓦の寄贈をしたという歴史も残っていること。現在、隆泉寺に現在ある山門は、本興寺にあったものを移築したものでもある、などなど。尼崎と津井とのご縁について、いつまでも聞いていたい分かりやすいご説明でした。
その後、野村誠さん、やぶくみこさんによる瓦の音楽の演奏がスタート。瓦の音楽CDの1曲目「津井に来た」からスタートし、桟瓦を使用した「桟瓦賛歌」や、隅巴瓦を利用した「隅巴のワルツ」、万十掛瓦の古瓦を活かした「おおきなかぶら」などの曲が披露されました。曲と曲の合間には、瓦にはどんな種類があるのか?といったお話しや、瓦を奏でるためのバチとしてゴルフボールがいかに適しているか、といった紹介がされました。あっという間に、演奏時間が終わりに近づき、最後に即興曲「尼崎にささげる瓦の音楽」が、演奏され、大きな拍手とともに終了いたしました。終演後、尼崎市長が舞台袖に立ち寄ってくださり、「ぜひ、尼崎城が完成したおりには、もう一度、瓦の音楽を奏でてください」とお声をかけて下さいました。
実はこの日は、地元の市立尼崎高校・吹奏楽部とのコラボレーションが予定されていたのですが、あいにくの台風で、高校生は外出自粛となってしまい、実現できませんでした。しかし、リハーサルや曲の稽古を重ねる最中で、高校生たちが瓦の音楽をとても楽しんでいたので、ぜひまた機会をつくり、吹奏楽部との共演を実現したいと思います。
会場では、ベイコムという地元のケーブルテレビの取材がありました。当日の様子は10月31日午後6:30 NHK神戸にて、放映されるようです。放映地域は、兵庫県内に限定されているようですが、以下のインターネットのページを見れば、パソコンやスマートフォンから番組をごらん頂けます。どうぞお楽しみ下さい。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください↓
【参加無料】野村誠さんと一緒に楽しむ体験プログラム『瓦奏者になろう!』を開催!
April 17, 2017
みなさん、こんにちは。瓦の音楽プロジェクトの青木将幸です。
このたび、音楽家の野村誠さんをお招きした体験プログラム『瓦奏者になろう!』を開催します。瓦は普通は屋根の上にのっかっているものですが、実は楽器としてもすぐれています。いろいろなカタチがあり、音色があり、響きのある「瓦」を、あなたも演奏してみませんか? 楽器が苦手な人や、リズム感のない人も、ちょっとコツをつかめば、きっと瓦の音楽を楽しめると思います。瓦の産地・淡路島の津井にぜひ、おいで下さい!
■かわらそうしゃになろう! 〜こども編〜
とき:2017年5月13日(土) 13:30開始 16:30終了
ところ:津井の家・琴屋(南あわじ市津井1348)
定員:8名(対象年齢6才から12才まででしたら、どなたでも参加できます)
こんなことをやる予定です:
・瓦の音楽をきいてみよう
・瓦って、どんな種類があるの?
・さっそく瓦をたたいてみよう
・瓦の音楽セッションを楽しもう!
参加費:無料
■瓦奏者になろう! 〜おとな編〜
とき:2017年5月14日(日) 10:30開始 16:30終了予定
ところ:津井の家・琴屋(南あわじ市津井1348)
(東京・名古屋などからも、品川発6:00発のぞみ1号で到着できます
新神戸経由で、三ノ宮駅から9:00発みなと観光バス淡路島特急にご乗車下さい)
定員:10名(瓦楽器を演奏してみたい方は、どなたでも参加できます)
こんなことをやる予定です:
・瓦の音楽を聞いてみよう!
・瓦って、どんな種類があるの?
・さっそく瓦をたたいてみよう
・ばちの種類と使い方
・演奏のポイント
・この楽曲をやってみよう! 課題曲「津井に来た」
・瓦のまち/津井を歩こう
参加費:無料
※おとな編は、各自、お弁当持参でおいでください(近くにコンビニや飲食店はありません。ご注意ください)
※津井の家・琴屋へは自家用車での来場が便利です。車がない方や、公共交通機関での来場を希望する方は、申込時にその旨、ご記入ください。バス情報などお伝えします。
※いずれも参加費無料です。プロジェクトへの寄付等は大歓迎。当日<瓦の音楽CD>の発売も行いますので、ぜひご購入ください!
■お申し込みは
contact@awajishima-art-center.jp
上記のメールアドレスに
1,参加希望日
2,おなまえ
3,年齢
4,連絡先メールアドレス
5,電話番号
6,来場手段(車or公共交通機関)
7,その他 参加にあたって、ひとこと
を明記のうえ、メールタイトルを「瓦奏者になろう!参加希望」としてお送りください。
■主催:NPO法人淡路島アートセンター 瓦の音楽プロジェクト
※瓦の音楽プロジェクトとは?
2013年に瓦の産地・淡路島の津井集落で生まれた音楽プロジェクト。音楽家の野村誠さん、やぶくみこさんが「淡路島アートフェスティバル2013」の準備のために来島したときに、楽器としての瓦の可能性を発掘。以来、瓦楽器の創作、瓦の音楽コンサート、瓦の音楽CD、瓦の音楽を通じたイタリア・インドネシアとの国際交流などの活動を展開している。NPO法人淡路島アートセンターが手掛けるプロジェクト。
ウエブサイト http://musikgenteng.wixsite.com/music-on-kawara
※下のボタンを押すとFacebookのイベントページへ飛びます!
やぶくみこ「打楽器三昧」ワークショップ<打楽器を制するものは音楽を制する!?> 身近にあるものから音を取り出して、音楽をつくろう!in 淡路島、2016.11.18-20に開催!!
October 10, 2016
みなさん、こんにちは。淡路島在住のファシリテーター、青木将幸です。
作家の村上春樹さんが、こんなことを言ってます。
「もしその文章にリズムがあれば、人はそれを読み続けるでしょう。でももしリズムがなければ、そうはいかないでしょう。2、3ページ読んだところで飽きてしまいますよ。リズムというのはすごく大切なのです。」
そう、読みにくい文章というのは、リズムがよくないのです。音楽もしかり。イマイチな音楽は、リズムがよくない。逆に、どんな楽器でも、あるいは楽器じゃなく手拍子や、石や、木を打ったとしても、リズム良く聞こえてくれば「あ、もっと聴いていたいな」と思うものです。
僕が関わっているNPO法人淡路島アートセンターでは、淡路島の地場産業である瓦を活かして「瓦の音楽プロジェクト」を展開しています。このプロジェクトは野村誠さんとやぶくみこさんという2人の音楽家が、2013年に来島したのをきっかけに始まりました。以来、瓦の音楽コンサートの実施、瓦の音楽CDの発売、オリジナル瓦楽器の創作や、インドネシアやイタリアとの国際交流事業を展開するまでになってきています。
おたまじゃくしも読めないぐらいの音楽オンチだった僕ですが、この2人の作曲家とともに活動するなかで、わかってきたことが、いくつかあります。それは学校の音楽の時間などに培われてしまった「私、音楽が苦手なんですよねぇ〜」という意識を抱えて一生を過ごすのは、なんてもったいないことなんだ!ということ。瓦の音楽では、子ども達と音楽セッションをすることもたびたびあるのですが、この2人の音楽家は、子どもがどんな音を出したとしても、それに合わせて新しい音楽を紡ぎ出すという動きを見せます。すると、「変な音」は、「まちがい」ではなく「新しい音楽のヒント!」になるのです。そうなってくると、がぜん音楽は楽しいものになる。
お二人の音楽観や、独特の世界観をじっくり味わおうと思い、2016年の5月に「野村誠&やぶくみこと作曲三昧」という2泊3日のワークショップを行いました。作曲家とじっくり3日間すごすと、この方たちの頭の中がどうなっているのか、ほんの少しわかることができ、音楽的エッセンスを頂戴することができます。たったの3日間ですが、皆で10曲ちかい作曲をすることができ、大満足で終わりました。そして、この企画が終了したと同時に開催を決めたのが、「やぶくみこさんと打楽器三昧」、「野村誠さんとケンハモ三昧」という2つの企画です。
やぶくみこさんは、そもそもパーカッショニスト、つまり打楽器奏者。太鼓だろうと、瓦だろうと、目の前にモノがあると、なんでも叩いてみよう!という人種です。以前、瓦の音楽コンサートを淡路島の幼稚園でやったときに、やぶさんは「ダルブッカ」という打楽器を叩いてくれました。一見、シンプルな太鼓なのですが、叩く位置や叩き方を変えることで、実に豊かな音の変化があらわれ、びっくりしたことがあります。ある幼稚園児が、「あんなにシンプルな太鼓で、こんな豊かな音がでるはずがない」と疑ったのか「おい、あれCDやで。ぜったい!」と叫んでいたぐらい。
どんなモノでも叩けば音がする。ようは、どういうリズムで叩くか?で、世界中のあらゆるモノは、楽器となりうるのだと感じた瞬間でした。
淡路島に、打楽器奏者のやぶくみこさんが来島し、みなさんと一緒にあらゆるものを叩きます。夜は、おいしいカレーとガムラン音楽を楽しみ、朝は打楽器の鳴る音が皆さんのめざましになります。
★このワークショップは、こんな人にオススメです
・音楽自体は好きなんだけど、楽器を演奏することには苦手意識のある方
・自分のリズム感を向上させたい方
・即興なんてできないかも?と思うけど、やってみたい方
・瓦や、瓦の音楽に興味のある方
・やぶさんの作る伝説のおいしいカレーを食べたい方(まじ、美味いっす)
★こんなことをやるイメージ
・どうやって音を引き出すの?
(音のツボを探す、バチは大事、音が響くコツ、叩いてだめなら?!)
・取り出した音をリズムにしよう(意外と簡単です)
・淡路島を散歩して、楽器をさがしてみよう そのへんにあるものを楽器にする
・ミニマルとマルチ
〜1種類の楽器だけで作る音楽といくつかの楽器を組み合わせて作る音楽〜
・瓦をたたいて、音楽をつくろう! ほか
打楽器を制するモノは世界を制する!といっても過言ではありません。
皆さん、ぜひご参集ください!
■会場: 津井の家・琴屋(ことや) 兵庫県南あわじ市津井1348
ならびに、その周辺
■参加費 5万円(プログラム費、楽器レンタル代、2泊分の宿泊代、2日目の朝食、昼食、夕食、3日目の朝食、昼食の合計5食を含む)
■日時 2016年11月18日(金)夜19:30から 11月20日(日)15:30までの2泊3日
・公共交通機関の方は、三ノ宮駅から18:00発<みなと観光バス淡路島特急>か、新神戸駅17:50発<本四バスくにうみライナー>にご乗車下さい。終着駅にて、スタッフがお迎えにあがります
・土曜の朝からの参加を希望の方は、事務局にご相談下さい。三ノ宮駅から朝7:00に出発するバスにお乗りいただくカタチで、2日目からの合流も可能です(参加費は変わりません)
■講師プロフィール
やぶくみこ 作曲家/打楽器演奏家。
1982年岸和田生まれ。京都在住。
桜美林大学で音響を、文化庁在外研修員としてヨーク大学大学院で共同作曲を、インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸大ジョグジャカ ルタ校にてガムランを学ぶ。
主に中東の打楽器“ダルブッカ”やインドネシア の”ガムラン”を演奏する。様々な楽器を用い、本来持つ響きや音色、演奏する空間を生かした作品を提示。
近作にワークショップ参加者と共同作曲した「きく、つかむ、はなつ」(鳥取ホスピテイル)、宮沢賢治作/平田オリザ演出「ロボット版 銀河鉄道の夜」では音楽全編をジャワガムランで作曲。グンデルによるソロ曲を収録したCD「星空の音楽会」を発表。京都にて即興をベースにしたガムラング ループ “スカル・グンディス”を主宰している。2013年より「瓦の音楽」プロジェクトを監修。
http://mukubaynooto.jimdo.com/
■ファシリテーター 青木将幸
1976年、熊野出身。淡路島在住のファシリテーター。年回100回ほどのテーマで、さまざまなジャンルの会議・話し合い・ワークショップなどを進行する。在住する淡路島の集落が津井という瓦の集落だったこともあり、2013年よりNPO法人淡路島アートセンターの活動の一環で、「瓦の音楽プロジェクト」のたちあげにコミットする。現在、淡路島アートセンターの副理事長として同プロジェクトを担当する。
■持ち物
・これは打楽器かもしれない!(いい音が出そうな気がする)と思うもの
・興味があって買ったけどどう鳴らしていいかわからないもの(あれば)
・寝間着、歯ブラシ、タオル、着替えなど宿泊に必要なもの
・屋外で過ごせる服装(庭やお散歩する路上で演奏する可能性があります)
・お酒やお菓子など、差し入れしたいもの(自由)
■定員 10名(先着順です)
■対象 音楽・打楽器・リズムに興味・関心のある方であれば、どなたでも参加できます
経験の有無を問いません
■参加申し込み
以下の内容をoffice@aokiworks.netまでメールにてお教え下さい。
申し込みメールの件名を
「打楽器三昧・参加希望(あなたのお名前)」として下さると、助かります
名前(ふりがな):
メールアドレス:
携帯電話番号:
性別:
年齢:
お住まいの都道府県:
ふだん何をしている人ですか?
参加にあたって一言:
食べられないもの、アレルギーなどありますか?:
移動手段: 自家用車 or 高速バスなど公共交通機関
※宿泊は、合宿所のような所に、同性相部屋となります。食事も皆でつくりながら、わいわい楽しむイメージです。あらかじめご了承下さい。やぶくみこさんの最高に美味しいカレーも登場するかと思います。お楽しみに!
◆主催 青木将幸ファシリテーター事務所
◆共催 NPO法人淡路島アートセンター
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青木将幸ファシリテーター事務所
青木将幸・青木京
〒656-0341兵庫県 南あわじ市 津井1787-1
TEL: 090-6535-0248
FAX: 0799-38-0209
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※12/2-4の週末に、<野村誠さんとケンハモ三昧>という珍妙な企画も予定しております。あわせてご検討ください
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【お陰様で終了しました!!】野村誠さん・やぶくみこさんと「作曲三昧」 in淡路島・津井〜みんなで作曲家になろう!〜開催決定!!!
March 26, 2016
「瓦の音楽プロエジェクト」監修者で音楽家の野村誠さん、やぶくみこさんと一緒に2泊3日で作曲をしよう!という何とも贅沢なイベントの開催が決定いたしました!!詳しくは以下をご参照ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております!!
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みなさん、こんにちは。淡路島在住のファシリテーター、青木将幸です。
僕が理事をつとめているNPO法人淡路島アートセンターでは、淡路島の地場産業である瓦を活かして「瓦の音楽プロジェクト」を展開しています。このプロジェクトは野村誠さんとやぶくみこさんという2人の音楽家が、2013年に来島したのをきっかけに始まりました。以来、瓦の音楽コンサートの実施、瓦の音楽CDの製作・発売、オリジナル瓦楽器の創作や、最近ではインドネシアとの国際交流事業を展開するまでになってきています。
このプロジェクトが立ち上がり、成長してゆく過程で「音楽家というのは、こういう仕事をするんだ!」と何度も目を見開いた記憶があります。なかでも、瓦の音楽CDを製作する過程で、「作曲」をするプロセスは、とくに印象に残っています。カタチやサイズや焼き方が違う瓦のそれぞれの音色を確かめつつ、「このメロディー、いいね」「こんなリズムにしようか?」というベースとなる部分をつくってはメモをし、試しに奏でてみる。その前後にアクセントになる音を即興で入れ込んだりしつつ、「うん、こんな感じでいけそうだね」というおおよその確認をしたら「じゃあ、録音するよ」といってやおら録音機を回す。曲を終えたら、感想を交わし合い、その流れで「これ、曲名は何がいいかな?」と話し合い、例えば「これはさん瓦を使っているから、さん瓦賛歌!はどう?」などと冗談を飛ばしながら、曲名が決まってゆく。この間、わずか1時間ほどだったのではないかと思います。何もないところから、ひとつの曲が出来て行くプロセスは、短いドラマを見ているような面白さにあふれていました。
僕が感じたのは「作曲」の面白さと気軽さです。もちろん、お二人には長い音楽経験があり、豊富な作曲知識があるから、これほどの短時間で作曲できたのでしょう。しかし、後日、僕も一緒になって作曲に加わらせていただいた経験からすると、「この二人と一緒だったら、どんな人でも、作曲ができるぞ!」ということです。通常、僕たちは音楽家がつくってくれた楽曲を楽しむものですが、実は、音楽というのは自分たちもつくることができるんです。事実、ある小学校で開催された瓦の音楽コンサートでは、お二人の演奏ののち、各学年からじゃんけんなどで、その場で代表に選ばれた児童たちといっしょに、即興で作曲をし、曲名をつけ、その場で披露したシーンがありました。僕をはじめ、会場にいた先生方や、保護者のみなさんも猛烈に感動し、驚いたことがあります。ちょうどこの頃から、お二人といっしょに「作曲」を存分に楽しめるワークショップができたらなぁと考えはじめました。
というわけで、このたび「瓦の音楽」発祥の地、淡路島の津井という集落で、野村誠さん・やぶくみこさんと「作曲三昧」というワークショップを開催します。私たちが大切にしている<瓦楽器>をはじめ、野村さんのお得意な<鍵盤ハーモニカ>や、やぶさんのお得意な打楽器など、いくつかの楽器をご用意し、参加するみなさんと一緒に「作曲」を楽しみたいと思います。お二人がもっている「作曲メソッド」をいくつか教えていただき、その場でメロディーやリズムを創造し、いっしょに曲名を考え、私たちの新しい音楽を生み出すプロセスとともに過ごしてみませんか?
おたまじゃくし(五線譜)が読めなくても、コードがわからなくても、まったくかまいません。作曲の経験や、楽器の習熟度も問いません。ただ「作曲? なんか面白そう!」という気持ちを持ってきて下されば、きっと楽しめると思います。もちろん「小さいころからピアノを習ってきたけれど、自分なりの曲をつくってみたい」とか「将来、音楽家として名を馳せたい!」という音楽経験者の参加もウエルカム。あるいは「自分のテーマ曲をつくりたい」とか「私が好きな風景やカフェにあった曲を考えたい」という動機での参加も歓迎です。
春の淡路島、新緑が美しい瓦のまち・津井で、みなさまの参加を心よりお待ちいたします。
【イベント詳細】
◆会場:津井の家・琴屋(ことや) 兵庫県南あわじ市津井1348
ならびに、その周辺
◆参加費:5万円(プログラム費、楽器レンタル代、2泊分の宿泊代、2日目の朝食、昼食、夕食、
3日目の朝食、昼食の合計5食を含む)
◆日時:2016年5月27日(金)15:30から 5月29日(日)15:30までの2泊3日
・公共交通機関の方は、三ノ宮駅から14:00発みなと観光バスにご乗車下さい。スタッフがお迎えにあがります。
*どうしても金曜の夜からしか参加できない方は、事務局にご相談下さい。
三ノ宮駅から19:35に出発する本四バスにお乗りいただくカタチで、夜から合流も可能です
(参加費は変わりません)
◆持ち物:
・寝間着、歯ブラシ、タオル、着替えなど宿泊に必要なもの
・屋外で過ごせる服装(会場の琴屋の庭で、瓦楽器を並べて演奏します)
・ご自身のお気に入りの楽器など(任意)
→昼間の会場の琴屋は、電気が通じていません。ご了承ください
→夜の宿泊所には、電気が通じております。携帯電話などの充電は夜のうちに
◆定員:10名(先着順です)
◆対象:作曲に興味・関心のある方であれば、どなたでも参加できます
◆参加申し込み:以下の内容をoffice@aokiworks.netまでメールにてお教え下さい。
*申し込みメールの件名を「作曲三昧参加希望(あなたのお名前)」として下さると、助かります。
《記入項目》
名前(ふりがな):
メールアドレス:
携帯電話番号:
性別:
年齢:
お住まいの都道府県:
ふだん何をしている人ですか?
参加にあたって一言:
食べられないもの、アレルギーなどありますか?:
移動手段: 自家用車 or 高速バスなど公共交通機関
*宿泊は、合宿所のような所に、同性相部屋となります。食事も皆でつくりながら、わいわい楽しむイメージです。あらかじめ了解下さい。
【お問い合わせ】
青木将幸ファシリテーター事務所
青木将幸・青木京
office@aokiworks.net
http://www.aokiworks.net/
〒656-0341兵庫県 南あわじ市 津井1787-1
TEL: 090-6535-0248
FAX: 0799-38-0209
◆主催 青木将幸ファシリテーター事務所
◆共催 NPO法人淡路島アートセンター
※9/23-25の週末に、やぶくみこさんと打楽器三昧という企画も予定しております。こちらは、たのしいリズムで打楽器をたたいてみよう!というものです。あわせてご検討ください
◆講師プロフィール:
野村誠
1968年名古屋生まれ。作曲家/鍵ハモ奏者/ピアニスト/瓦奏者。京都大学理学部卒業。British Councilの招聘で英国ヨークに滞在(94〜95年)。「Whaletone Opera」を日英で創作・上演する。イギリスでは100回以上のワークショップを行う。ガムラン作品「踊れ! ベートーヴェン」でのインドネシアツアー(96年)以来、東南アジアの音楽家との交流を続ける。箏、ガムラン、アコーディオン、オーケストラなど、様々な楽器の作曲をし、20カ国以上で作品を発表。CDに「ノムラノピアノ」(とんつーレコード)、「瓦の音楽」(淡路島アートセンター)など。著書に「音楽の未来を作曲する」(晶文社)ほか。第1回アサヒビール芸術賞受賞。06年度、NHK教育テレビ「あいのて」出演、音楽監修。現在、日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。
やぶくみこ
1982年 岸和田生まれ。京都在住。パーカッショニスト /作曲家。
桜美林大学で音響を、文化庁在外研修員としてヨーク大学大学院で共同作曲を、インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸大ジョグジャカルタ校にてガムランを学ぶ。主に中東の打楽器“ダルブッカ”やインドネシア の”ガムラン”を演奏する。モモンガ• コンプレックス『ウォールフラワーズ』にて音楽を担当。音楽を担当した映画『歓待』(監督:深田晃司)が第15回プチョン国際ファンタスティック映画祭(韓国)NETPAC賞(最優秀アジア 映画賞)受賞。海外では、Ergodos Festival (アイルランド) に出演。Buxton Festival (イギリス)ではガムラン演奏および、観客参加型の作品を発表し好評を得る。Kontraste Festival(オーストリア)にて野村誠の即興音楽プロジェクトI-Picnicに出演。Yogyakarta Gamelan Festival 2011 (インドネシア)に出演。京都のガムラングループ、スカルグンディス主宰。
◆ファシリテータープロフィール:
青木将幸
1976年、熊野出身。淡路島在住のファシリテーター。年回100回ほどのテーマで、さまざまなジャンルの会議・話し合い・ワークショップなどを進行する。在住する淡路島の集落が津井という瓦の集落だったこともあり、2013年よりNPO法人淡路島アートセンターの活動の一環で、「瓦の音楽プロジェクト」のたちあげにコミットする。
3月6日(日)、産業文化センターにて瓦の音楽コンサートを開催!!
February 04, 2016
2013年にスタートした「瓦の音楽」プロジェクトは、2月8日から18日にかけて、淡路瓦を携えてインドネシアへ渡ります!
インドネシアでは、ワークショップや瓦の音楽コンサートを開催予定。また、インドネシアの “瓦のまち” ジャティワンギを訪問し、現地団体との交流も予定しています。
インドネシア渡航の様子を皆様にご報告すべく、3月6日(日)、産業文化センターにて『瓦の音楽コンサート』を開催する運びとなりました!
果たして海を渡った淡路瓦の音色はどのような変化を遂げるのでしょうか。
3月6日(日)はぜひ、お友達やご家族と一緒に、海を渡った淡路瓦の音色に酔い痴れて頂ければと願います。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
【瓦の音楽+トークセッション〜世界をつなぐ淡路瓦〜】
日時:3月6日(日)13:30〜15:00(開場13:00)
場所:産業文化センター2F(南あわじ市津井2285-4)
内容:瓦の音楽コンサート+トークセッション
出演:野村誠(作曲家)、やぶくみこ(パーカッショニスト)
司会進行:青木将幸(ファシリテーター)
入場料:無料(予約不要)
※インドネシア渡航中の写真なども多数展示予定!
【インドネシアへ渡った「瓦の音楽」展】
日時:3月8日(火)〜3月15日(火)※10:00〜17:00
場所:NPO法人淡路島アートセンター事務所内(洲本市本町5丁目3-3)
入場料:無料(予約不要)
【お問い合わせ】
NPO法人淡路島アートセンター
電話:0799-38-4722(代表)
メール:contact@awajishima-art-center.jp
瓦の音楽プロジェクト担当:渡邉
主催:NPO法人淡路島アートセンター
※今回の国際交流企画は、以下の団体から助成金をいただいて実行しています。関係機関のご支援に感謝いたします。
公益財団法人福武財団/独立行政法人国際交流基金/アサヒアートフェスティバル AAF2015 プロジェクト支援枠/アサヒグループ芸術文化財団
CD「瓦の音楽 musik genteng」絶賛発売中!
January 14, 2016
世界初!?全21曲、音源のすべてが瓦の音だけで構成されるCD「musik genteng」絶賛発売中です!音源のすべてが瓦の音とはにわかに信じられないほどの、瓦の音世界の多様さを、どうぞお愉しみください。詳しくは、NPO法人淡路島アートセンターオンラインショップへ↓